今年の直木賞下半期ノミネート作品が発表されました。
(☆追記☆本屋大賞、吉川英治文学新人賞にも立て続けにノミネートされて、まさに快挙となっていますね!!^^)
候補作品の著者としてひときわ話題になっているのがジャニーズの加藤シゲアキさん。
あなたは加藤シゲアキさんの著書をお読みになりましたか?
と加藤シゲアキさんの小説本の評価に興味が湧きますよね。
そんな加藤さんの直木賞ノミネート作品が読者にどう評価されているのか調査しました!
今回は「加藤シゲアキ小説の評価は本物?直木賞候補作品にふさわしい?」とうことでお伝えします。
ぜひ最後までお付き合いください^^
加藤シゲアキ小説の支持層と評価は?
加藤シゲアキさんの小説のカテゴリとしては、作風としてサブカルチャーに分類されるかと思います。
純文学に比べると、サブカルは比較的若い世代に支持されるジャンルですよね。
今回の直木賞候補作「オルタネート」の設定もSNSと高校生を主人公にしたもので、若い世代に共感や支持を得られている印象。
これまでの彼の作品の中でも一番おもしろかったという評価の高さが目立ちます。
ただ、アイドルとしての知名度があるため「小説のおもしろさ」だけで支持されているわけではないかもしれない、ジャニーズファンが主な支持層なのでは?と思われてしまうのも仕方のないことですよね。
実際、小説の購入者によるレビューでは、「シゲのファンとして全作品買っています」(シゲとは加藤さんの愛称ですね)という声が目につきました。
同じ本を何冊も積み上げた画像をアップしているレビューを見ると、売り上げに貢献したい熱心なファンなのかな…なんて感じたり
それでもレビューをよく拝見すると、「ファンだから読んだけど、途中からは加藤シゲアキ作品だということを忘れるほど面白かった」などという声も。
入り口としてはジャニーズの加藤シゲアキだったかもしれませんが、そんな読者にも作品そのものの質を評価される結果になっているように感じます!
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加藤シゲアキ小説の高評価は本物?
加藤さんの小説が高評価を受けるのは今回直木賞ノミネートの「オルタネート」が初めてではなく、小説家デビュー作「ピンクとグレー」から、”ジャニーズのアイドルの作品にしては良く書けている”という高評価を受けていた印象を残していますね。
「ピンクとグレー」は後に映画化されたり、台湾・香港・マカオというアジア圏で翻訳版も出版されています。
また、その後の作品「傘をもたない蟻たちは」は連続ドラマ化され、2017年の作品「チュベローズで待ってる」はTwitter文学大賞を受賞しています。
それは小説として高い評価を受けたからなのか、それともジャニーズアイドルとしての加藤シゲアキさんのファンをターゲットにしたものなのか、これまで見解もさまざまだったのではないでしょうか。
しかし今回は歴史ある「直木賞」へのノミネートということで、これまでの評価の現れ方とは異なり選考委員による会議を重ねた末の評価ですよね。
「アイドルとしての人気度・知名度」に頼ったものではない小説のクオリティに対する評価を受けていると言えそうです。
Twitter文学賞の際には、ファンによる組織票と思われる流れがあり、加藤シゲアキさんご自身が
・僕に対する票はすべて無効にしてもらいたい
・不快な思いをさせたくない
といった発言をされていて胸が痛かったのを覚えています
われわれ読者が「それってちゃんとした評価なの~?」と思う以上に、誰よりも加藤さんご本人が「文学としての評価をしてもらいたい」と思っているはずなので、今回の直木賞ノミネートはとても喜ばしいことだと思いました^^
まとめ
今回直木賞候補となった最新作「オルタネート」は6作目。
どうしても「ジャニーズアイドル」としてのイメージを背負いながらも執筆活動を重ねてきた加藤さんですが、この「オルタネート」ではジャニーズファンもそうでない読者も認める作品だからこそ直木賞候補に選考されたのではないでしょうか。
来年の選考会の結果も楽しみですし、今後の加藤シゲアキさんの作品にますます期待したいですね!
今回は「加藤シゲアキ小説の評価は本物?直木賞候補作品にふさわしい?」ということでお伝えしました。
最後までお読みいただきありがとうございます^^